aabi

 

about   aabi

 

2011年

不思議な縁に運ばれて

私たちは本部半島で何代も藍の製造をされてきた

比嘉さんのご一家に出会いました。

 

私たちが出会った年の初夏、比嘉琉球藍は継ぎ手なく

製造を続けない流れの中にありました。


藍の畑とそれを仕込む藍壷が寄り添うように並んだ

200年以上もその土地にある製造所。

 

どうにか藍の製造を教えて頂く事はできないか。

せめて少量でも生産を続ける事は出来ないかと

比嘉さんご一家に無理を承知で頼み込んだところから

私たちの琉球藍づくりは始まりました。

 

2015年

kittaのものづくりを支える根っこのような仕事、

染料などの素材づくりのプロジェクトに「aabi」と名前を付けました。

ペルシャ語で藍という意味です。

 

古代から世界中至る所で藍が発見され愛されつづけていること。

ヨーロッパ、アジア、アフリカ、中東...

それぞれに違う植物から藍の色を発見し、独自の方法で「青」を染めてきた。

そのことに時間も場所も越えたつながりの不思議を感じます。

 

  •   沖縄北部の静かな村に 年続く比嘉琉球藍製造所。 2011年より比嘉琉球藍、Earth Network、kitta ( aabi)の恊働により藍の製造を行っています

      沖縄北部の静かな村に 年続く比嘉琉球藍製造所。 2011年より比嘉琉球藍、Earth Network、kitta ( aabi)の恊働により藍の製造を行っています

  •    秋になると苗を挿し木でつないでいきます。植えて2週間から1ヶ月は直射日光にあたらないように乾燥させた草をかぶせ、十分に水を与えるとしっかりと根付く。根付いたらかけていた草を取り除き、太陽の光を与えることで育っていく。

       秋になると苗を挿し木でつないでいきます。植えて2週間から1ヶ月は直射日光にあたらないように乾燥させた草をかぶせ、十分に水を与えるとしっかりと根付く。根付いたらかけていた草を取り除き、太陽の光を与えることで育っていく。

  •    植え付けから3ヶ月くらいの琉球藍

       植え付けから3ヶ月くらいの琉球藍

  •    梅雨の雨が十分に大地に染み渡り藍の背丈が1mを超える頃、沖縄の慰霊の日(6月23日)を目安に藍の収穫を始めます

       梅雨の雨が十分に大地に染み渡り藍の背丈が1mを超える頃、沖縄の慰霊の日(6月23日)を目安に藍の収穫を始めます

  •    早朝から昼前にかけて約400kgの藍を数人で刈り取ります。

       早朝から昼前にかけて約400kgの藍を数人で刈り取ります。

  •   前もって山の水をいっぱいに貯めておいた直径3.5m、深さ1.7mのすり鉢状の瓶に刈り取った藍を手早く漬け込んでいく

      前もって山の水をいっぱいに貯めておいた直径3.5m、深さ1.7mのすり鉢状の瓶に刈り取った藍を手早く漬け込んでいく

  •  瓶には葉をとり除く時のために目の細かい網を敷いておき、その上に葉を入れていく。

     瓶には葉をとり除く時のために目の細かい網を敷いておき、その上に葉を入れていく。

  •   漬け込み完了。葉っぱの発酵力によって全体が浮き上がってくるので上に金網をのせ、重石をのせる 

      漬け込み完了。葉っぱの発酵力によって全体が浮き上がってくるので上に金網をのせ、重石をのせる 

  •   来年のための苗を残し、刈り取りを終えた畑

      来年のための苗を残し、刈り取りを終えた畑

  • この時期の水温は28°から30°くらい。そこに50時間から55時間程度漬けておく。水面にぎらぎらとした青い膜がはる。

    この時期の水温は28°から30°くらい。そこに50時間から55時間程度漬けておく。水面にぎらぎらとした青い膜がはる。

  •        水の中で葉っぱも茎の外側も溶けてゆく

           水の中で葉っぱも茎の外側も溶けてゆく

  •    瓶の中から葉っぱの残滓を残滓を取り除くために、敷いていた網を袋のように絞り、クレーンで持ち上げる。

       瓶の中から葉っぱの残滓を残滓を取り除くために、敷いていた網を袋のように絞り、クレーンで持ち上げる。

  •    葉っぱの量に見合った量の石灰を水に溶かし、瓶の中に注ぐ。空気を送り込むように撹拌する。

       葉っぱの量に見合った量の石灰を水に溶かし、瓶の中に注ぐ。空気を送り込むように撹拌する。

  •       4~5人で40分程度撹拌し続けると青色の泡が次第に白くなっていく。

    4~5人で40分程度撹拌し続けると青色の泡が次第に白くなっていく。

  •   藍の色素は酸素と石灰と結合する事により水と分離し、次第に沈殿していく。

      藍の色素は酸素と石灰と結合する事により水と分離し、次第に沈殿していく。

  •    泥藍が沈殿したのち、上の方の水を抜き取り、そこの方に出来上がった泥藍を別の貯蔵層に移す。写真は移し終えたあとの瓶の様子。

      泥藍が沈殿したのち、上の方の水を抜き取り、そこの方に出来上がった泥藍を別の貯蔵層に移す。写真は移し終えたあとの瓶の様子。

  • 出来上がった琉球藍の染料。通称泥藍。

    出来上がった琉球藍の染料。通称泥藍。

  •      瓶に泥藍と灰汁、泡盛と糖蜜を入れて発酵させる。

      瓶に泥藍と灰汁、泡盛と糖蜜を入れて発酵させる。

  •      そしてまた、土からはじまる藍の仕事。子供たちの通う牧場から馬の糞を運び、発酵させて堆肥をつくる。

    そしてまた、土からはじまる藍の仕事。子供たちの通う牧場から馬の糞を運び、発酵させて堆肥をつくる。